冷蔵庫のガラスドアにマグネット・磁石がつかないときの対策は？【100均】

今まで冷蔵庫のドアにメモなどをマグネットや磁石でつけていたのに「ガラスドアの冷蔵庫に買い替えたらマグネットがつかなくなった！」と困る人が増えています。三菱・シャープなど有名メーカーの冷蔵庫は現在ガラスドアが主流になっており、購入した後に気づくケースも少なくありません。

見た目はおしゃれなガラストップの冷蔵庫ですが、レシピや買い出すものなど、どうしても冷蔵庫のドアに貼っておきたいメモなどがあります。しかし、マグネットがつかないガラスドアをどのように活用すればいいのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、マグネットがつかないガラスドアを有効利用するための対策をご紹介します。冷蔵庫にマグネットをつけたい時にマグネットシートや100均の商品を使ってリーズナブルに済ませられる方法もあるので、ぜひ参考にしてください。

冷蔵庫にマグネットを付けてタイマーやメモを使う方は多いですよね。ところが最近のガラスドアタイプの冷蔵庫はマグネットがつきません。ガラスドアタイプの冷蔵庫はデザイン性が高くオシャレですが、ドア面材がガラスでできているためマグネットがつかないのです

ガラスのように磁石がつかない場所でも、吸着式のホワイトボードであれば貼り付けられます。さらにシートには鉄粉が含まれているため、それまで冷蔵庫につけていたマグネットを、そのままホワイトボードに使えます。

吸着式で何度でもはがしたり貼ったりできるので、来客などで見映えが気になるときは手軽に外せます。またさまざまなサイズが用意されており、冷蔵庫のサイズに適したものを選べます。冷蔵庫におすすめのホワイトボードについては、以下の記事で紹介しています。

マグネットシートとは鉄やスチール製のものに吸着するシート状のマグネットです。車の初心者マークやポスティングされている水道屋の広告などは、このマグネットシートです。冷蔵庫のガラスドアにマグネットシートを設置すれば、簡単に磁石がつけられます。

マグネットシートのメリットは、好きなサイズにカットしたり、折り曲げたりできる点です。100均にも売っているのでリーズナブルな価格で手に入ります。キッチンならキッチンタイマーやメモ用紙など必要なものが貼り付けられます。

マグネットの代わりに吸盤がついたクリップをガラスドアに取りつけ、紙などを挟む方法です。100均でも購入でき、4個入りで500円や8個入りで980円などお得に販売されているものもあります。

中には分厚いものでも難なく挟める強力パワーを持ったものや、吸盤の跡がつきにくいタイプなどもあります。足りない場合は手軽に補充できる点も魅力です。

メモの上の部分にマスキングテープを貼り、ガラスドアにつける方法です。取り出してカットした上で貼り付ける手間がありますが、片手で使えて簡単にカットできるタイプもあります。

マスキングテープは重ね貼りもできて、またはがしたときに跡が残りません。よりはがしやすくしたい場合は、テープ全体を貼り付けるよりも、端の部分を少し折り返して浮かせて貼りましょう。

ホワイトボードは紐を通せるものが多いですが、ガラスドアに吸盤フックを取りつけ、紐を通したホワイトボードを吊るすスタイルです。吸盤フックを2つ用意し、間隔を空け水平につけることで、よりガラスドアに固定しやすくなります。

ただし紐で吊るしている分、マーカーで書き込む際にホワイトボードが揺れるため、書きづらい場合があります。もしメモなどをする頻度が多い場合は、他の方法も視野に入れましょう。

ちょとしたメモだけを残しておきたい場合は、貼ってはがせるメモを使いガラスドアに貼る手もあります。使い終わったらはがしてすぐに捨てられるので、いつでも手軽に使用できます。

貼ってはがせるメモには、サイズや形状など豊富なバリエーションがあります。中でもロールテープ式でカッターがついたものであれば冷蔵庫内の食品に賞味期限を簡単に記載できるため、おすすめです。

東芝や日立、三菱などさまざまなメーカーからガラスドアタイプの冷蔵庫が発売されていますが、東芝・パナソニックなど1部のメーカーからはガラスドア専用のマグネットが販売されています。メーカーから直接冷蔵庫ガラスドア専用マグネットセットとして売られていることが多いです。たとえば、パナソニックでは「フルフラットガラスドア専用マグネットセット」というネーミングで販売されています。

シートとマグネットがセットになっており、シートは繰り返し貼り替えができる吸着式です。強い磁力を持っているため、厚めの紙でもガラスドアにぴったりととめられます。ただし、それまで使っていたマグネットをつけようとすると落ちてしまうことも。こちらのシートに使用できるマグネットは、ある程度強力な磁力を持ったものに限られます。

ここでは100均の商品を利用して、ガラスドアをメモボードとして使える方法をご紹介します。なるべくコストをかけずにガラスドアを活用したい方は、ぜひ参考にしてください。

100均で販売されている保護シート（スマホやタブレットの画面を保護するためのシート）を使い、ガラスドアにホワイトボードを固定する方法です。保護シートであればはがすのが簡単で、また粘着剤の跡が残ることもありません。1番大きなA4サイズの保護シートを用意し、以下の手順で作業を行います。

1. 冷蔵庫のガラスドアに保護シートを貼る
2. ホワイトボードの裏に両面テープを貼る
3. 保護シートの上に、両面テープを貼ったホワイトボードを取りつける

保護シートを使ってホワイトボードを固定すれば、先ほど紹介した吸盤フックで吊り下げるより方法よりも、安定感が増します。またホワイトボードを取り外したくなったら、ガラスドアに貼りつけた保護シートごとはがせば、すぐに元の状態へ戻せます。

冷蔵庫のガラスドアをそのままメモボードとして使い、100均のホワイトボードマーカーで直接書き込む方法もあります。ガラスなのでスルスルと気持ちよく書け、さらに消すのも簡単です。

直接書き込む方法であれば、ホワイトボードを取りつける手間がなく、また余計な傷がつくこともありません。マーカーやイレーザーはドアの取っ手部分に収納すれば、邪魔にならずすぐに取り出せます。

ただし使用するマーカーによっては消しづらかったり、また書き込んでから時間が経っていると跡が残ってしまったりする可能性もあります。ガラスドアを汚したくない方は、様子を見ながら書き込みを行いましょう。

ガラスドアの冷蔵庫でも、一般的な冷蔵庫と同様に側面が金属でできているため、「側面にはマグネットをつけてもいいのでは？」と考えてしまいますよね。しかし、冷蔵庫の側面にマグネットをつけたり紙を貼ったりすることは推奨されていません。

なぜなら冷蔵庫は、冷蔵庫内を冷やすため高温の熱を放出し、天面・背面・側面から熱を逃がす構造になっているからです。そのため側面にマグネットをつけると、通気口をふさぐことになります。ただし、小さなマグネット1つ程度であれば問題ないとされています。

冷蔵庫のガラスドアにマグネットがつかなくても、さまざまな対処法があります。よく使われている方法は吸着式のホワイトボードですが、吸盤クリップやはがせるメモを使えばコストを抑えられます。ぜひライフスタイルに合った対処法を見つけてください。