冷蔵庫カーテンおすすめ4選｜節電の意味ない？効果はある？100均ダイソー商品も

「電気代が高い」と悩んでいる方は少なくありません。低予算で手軽にできる節電対策があったら嬉しいですよね。実は、電力消費が多い家電のひとつである冷蔵庫にカーテンを使用するだけで、大幅な節電になります。

冷蔵庫カーテンをつけると冷蔵庫開閉の際に冷気を外に逃がしにくく、節電につながります。ですが一方で「冷蔵庫カーテンが原因で電気代があがってしまった」という声も見受けられます。節電のためにつけた冷蔵庫カーテンが逆効果では意味ないです。

そこでこの記事では、冷蔵庫カーテンのメリットデメリット・意味ないのは本当なのか・逆効果になりかねない理由・その他の節電対策もご紹介します。ダイソーなど100均を含むおすすめ商品もあわせてご紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

冷蔵庫カーテンは、冷蔵庫の開閉時に庫内の温度の上昇を防ぐ便利アイテムです。特に夏の暑い日に冷蔵庫を開けると庫内の温度が上昇し、適切な温度に戻すのに大きな電力を消費してしまいます。直射日光が直接当たる場所に冷蔵庫を置いている場合にも効果的です。

また、冷蔵庫カーテンは通販サイトで約1,000円前後で購入でき、さらに100均でもラインナップされているなど、とても入手しやすいです。DIYで作る方もいるようです。取り付けは冷蔵庫内に粘着テープまたは吸盤で貼り付けるだけなので、取り扱いが簡単なのも特徴です。

冷蔵庫が冷える仕組みは、冷媒ガスを冷蔵庫内に運ぶコンプレッサーといわれる圧縮機が担っています。冷媒ガスが気化熱によって庫内の熱を吸収して、それを液体にして排出することで、冷蔵庫内の冷気を保持。気化熱と気圧の圧縮により冷蔵庫を冷やしています。

冷蔵庫カーテンのメリットとして

• 冷蔵庫の開閉時に冷気を外に逃さない
• 付け方が簡単で誰でもできる
• 100円ショップでも購入でき、値段が安い

冷蔵庫カーテンのデメリットとして

• 食材を取り出すのにカーテンが邪魔で開閉時間が長くなる可能性がある
• ドアポケットに冷気が届きにくい
• カーテンにより中身が見えにくくなる
• カーテンのかけ方によってはドアポケットに冷気が行きわたらなくなり、牛乳などが傷んでしまう恐れがある

といったものがあります。開閉時間が長くなりかえって電気代が高くなるといった情報も入っていますが、メリットもとても大きいです。次の見出しではその電気代が高くなる理由について検証していきます。

前述のとおり、冷蔵庫カーテンを使うとかえって電気代が高くなるといった話も聞きます。冷蔵庫カーテンは本当に効果があるのか疑問に感じてしまいます。電気代が高くなってしまうときの原因について詳しく解説していきます。

冷蔵庫には、庫内の上昇や下降した温度を調節して設定温度にそろえるセンサーがついています。冷蔵庫カーテンをつけると、この温度センサーが誤感知し、冷風を止めたり作動させたりなど誤感知によるムダな出力が増えて電気代が高くなってしまう可能性があります。

特に最新の冷蔵庫になるほどセンサーの精度が高く、またセンサーが冷蔵庫カーテンの使用を想定した構造になっていないため、冷蔵庫カーテンをつけない方が電気代が安くなる場合があるようです。節電対策で電気代が上がってしまっては意味ないので、冷蔵庫カーテンを付けたあとは節電できているか電気代をチェックしましょう。

温度センサーの誤作動の他に、冷蔵庫カーテンをつけると電気代が高くなる原因として、冷蔵庫の開閉時間が長くなる点があげられます。冷蔵庫の開閉時間が長くなると、冷気が外に漏れ、温度を保つのにセンサーが作動して電力を多く消費してしまいます。

冷蔵庫カーテンを取り付けると開閉時間が長くなる原因として、カーテンが邪魔で物が取り出しにくい、中身が見えにくいので探すのに時間がかかるなどが考えられます。冷蔵庫カーテンを上手に活用するためには冷蔵庫の中を整理し、極力中身が見えやすい冷蔵庫カーテンを選ぶといいです。

以下の記事では、冷蔵庫の収納のコツや便利グッズを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「冷蔵庫カーテンが原因で火事になるかもしれない」と心配されている方もいるかもしれません。基本的に、冷蔵庫カーテンを正しい方法で使用した場合は、火事の原因になる可能性は極めて低いです。冷蔵庫内は冷気によって常に冷えているため、カーテンが自然発火することはまずないと言えます。

しかし、冷蔵庫カーテンの素材であるポリエチレンは可燃性のため「火事にならない」と断言はできません。たとえば、冷蔵庫自体が大きな電力を必要とするときに、高温になった背面・側面の温度が可燃性のカーテンを発火させるなどの現象が考えられます。火事が心配な方は、耐火性カーテンを選ぶのもひとつの方法です。

一般家庭用のための冷蔵庫カーテンだけでなく、食品関連企業などの冷蔵室・冷凍室の保冷効果を得るために設置される業務用の冷蔵庫カーテンもあります。ビニールカーテンを上から吊り下げるのれんタイプで、保冷効果を保ちつつ、人の出入りがしやすい・塵やほこりの侵入を防ぐ・商品によっては防虫効果などのメリットもあります。

冷蔵庫カーテンの値段は高くないとはいえ、普通に買うと1,000円以上するものが多いです。あまりお金をかけられない方や、自分に合うかわからないからまずお手軽に試してみたい方は、100均・ダイソー・セリア・キャンドゥを上手に活用しましょう。

ダイソー・キャンドゥは冷蔵庫カーテンの取り扱いがあります。どちらも付け方は粘着テープで貼るだけのお手軽タイプで、サイズもカット可能なためさまざまな冷蔵庫に使用できて便利です。ダイソーは雪の結晶、キャンドゥは白くまがそれぞれプリントされており見た目も爽やかです。

セリアでは冷蔵庫カーテンの取り扱いをしていませんが、冷蔵庫の整理整頓グッズがあり、冷蔵庫開閉時間の短縮から節電に効果的です。冷凍食品が倒れてこないように仕切るフリーザエンドや、収納した食材をひと目で見分けられるようにするスライダーバッグラベルクリップは要チェックです。

ニトリの『冷気遮断カーテン』はエアコンの冷気を遮断するためのもので、部屋の仕切りや窓に取り付けて使用するタイプです。冷蔵庫カーテンは、現在のところ取り扱いはありません。しかし、冷蔵庫内の整理による節電を目的とした『重ねても使える冷蔵庫トレー』などが人気なので、ぜひチェックしてみてください。

冷蔵庫カーテンを使用したくても、なかなか自宅の冷蔵庫のサイズに合うものが見つからず、諦めた方もいると思います。そんな方向けに冷蔵庫用カーテンの自作方法をご紹介します。ビニールシートさえあれば簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

冷蔵庫カーテンの作り方

1. 冷蔵庫の間口サイズを測る
2. 間口サイズに合うようにビニールシートをカットする（スリットを入れると庫内のものの出し入れがしやすい）
3. 冷蔵庫にテープで貼り付ける

このように作り方はとても簡単ですが、自作するうえでのポイントとして、冷蔵庫の中がよく見えるようになるべく透明度の高いビニールシートを選びましょう。また、重すぎると落下の可能性があるため、薄いビニールを使用するのがおすすめです。

冷蔵庫関連の電気代をなるべく安くするための参考として、冷蔵庫カーテン以外の節電方法をご紹介します。冷蔵庫内の冷気を逃がさないのが最も大切なので、冷蔵庫の開閉時間を短くしましょう。開閉時間の短縮には冷蔵庫内の整理整頓が肝心で、開けたときにすぐに食材を見つけられる、しまうときも悩まない状態が理想です。

また、冷蔵庫の温度設定にも着目しましょう。設定温度を季節に合わせて変えることで電気代を節約できます。特にキンキンに冷やす必要がない庫内に関しては「強」ではなく「中」・「小」などに設定するのもいいでしょう。「強」から「中」にするだけで約1,500円程度節約可能できます。

目安としては野菜室約5〜7℃、冷蔵庫約1〜5℃、チルド0℃、冷凍庫約約-18℃ほどです。目安の温度内で冷蔵庫の温度を調整して節電するのをおすすめします。

今回は、冷蔵庫カーテンのメリットデメリット、おすすめ冷蔵庫カーテン、節電方法をご紹介しました。ご紹介した冷蔵庫カーテンを試して節電に役立てていただけたら嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。