小型セカンド冷凍庫の置き場所｜サブ冷凍庫はどこに置く？冷蔵庫の上に冷凍庫は？

近年さまざまな冷凍食品が多くのメーカーから発売されています。手軽に使える冷凍野菜・揚げ物・調理済みの商品まで魅力的なものが多く、冷凍食品をストックされている家庭も多いでしょう。しかし、冷凍庫には限りがあるため、空きスペースを意識しながら買い物しなければ収納しきれない場合があります。

そこでおすすめなのが小型冷凍庫です。セカンド冷凍庫があれば、まとめ買い・料理の作り置き・ふるさと納税の食材返礼品などの収納に困りません。屋外に置ける冷凍庫もあるため、室内に設置スペースがない方にもおすすめです。

今回は、サブ冷凍庫の選び方や人気の商品をピックアップしました。ベランダ・屋外に外置きできる小型冷凍庫や話題の最新製品もお伝えします。また、冷蔵庫の上に冷凍庫を置いても大丈夫なのかについても解説するので参考にしてください。

冷凍庫を購入するメリットは、まとめ買いがしやすくなる点が挙げられます。コストコなどで大量の食材を購入しても冷凍しておけるので、賞味期限を気にする必要がありません。作り置きもできるので、時短をしたい方におすすめです。

冷凍室の大きさだけで冷蔵庫を選ぶと本体が大きくなりますが、小型冷凍庫を追加で購入すれば冷蔵庫の大きさは小さく抑えられます。冷蔵室や野菜室は現状のままで冷凍室を増やしたい方は、小型冷凍庫が最適です。小型のサブ冷凍庫は置き場所に困りにくく、リビングや書斎などさまざま場所に置けます。

また、一人暮らしで冷蔵庫の冷凍庫スペースが足りなくなった方にもぴったりです。小型冷凍庫は安いため、冷蔵庫を買い替えるよりも出費を抑えられます。ただし、電気代も計算した上で、冷蔵庫の買い替えか冷凍庫の増設かを選びましょう。

サブ冷凍庫・セカンド冷凍庫の主なデメリットは以下のとおりです。

1. 電気代がかさみやすい
2. 占有スペースが必要
3. コンセントを確保する必要がある

1.については冷却方式に注目するか、省エネタイプの機種を選ぶのがおすすめです。またスペースが限られる場合、2.は大きなネックです。小型・スリム設計の機種を選ぶといったようにひと工夫し、後悔しない買い物を心がけましょう。

2台目の冷凍庫のおすすめ置き場として、まずキッチンが挙げられます。キッチンに置くメリットは、調理中に冷凍庫から食材を取り出したいときも、わざわざ移動する必要がないことです。キッチンにスペースがある場合、サブ冷凍庫はキッチンに置きましょう。

サブ冷凍庫の置き場所で、キッチン以外の最もおすすめの設置場所は玄関です。玄関は比較的涼しいので、開閉時に庫内温度が上がりにくくなります。また、買ってきた食材をそのまま収納可能です。大量に購入した荷物をキッチンに持って行く手間が省けるメリットがあります。

2台目の冷凍庫を置く場所としてリビングも便利です。コンセントやスペースの問題がなければ手軽にアイス・氷などを取り出せます。そのため、2台目の冷凍庫のメリットを感じやすいです。

しかし、インテリアによっては冷凍庫が浮いてしまう可能性があります。リビングにサブ冷凍庫を設置する際には、デザイン・カラーなどを意識してリビングになじむデザインの冷凍庫を購入しましょう。　

2台目の冷凍庫をキッチンに置く場合は、冷蔵庫の上に設置するのもおすすめです。1台目の冷蔵庫と2台目の冷凍庫を行き来せずに使用できます。導線が短く、一度に両方使える使い勝手のよさがメリットです。

冷蔵庫の上に冷凍庫を置く際の注意点として、冷凍庫の重さに耐えられるか冷蔵庫の天板の耐荷重確認を必ずしてください。小さい冷蔵庫だと重量をオーバーする可能性があります。冷凍庫を乗せる前に冷蔵庫の天板耐荷重を確認しておきましょう。

冷凍庫は物が詰まっているほど電気代が安くなるため、ちょうどいい容量を選びましょう。選小型の冷凍庫は30～100L程度のモデルが充実しています。机の下やラックの下などに置きたい場合は30～40L前後のモデルがおすすめです。

ホテルにある小型冷蔵庫のようなサイズで、デザートや晩酌の氷などを保存するのに向いています。しっかり食料を保存したいなら80～100L前後のモデルがおすすめです。さまざまなタイプがあり、高性能なモデルが揃っています。

冷凍庫の上部が扉になっているタイプは、開閉回数が多い方におすすめです。冷たい空気は温かい空気より重いため、扉を開閉しても冷気が逃げにくく、節電につながります。デメリットは、下に収納したものが取り出しにくい点です。下のものを取るには上のものを全部取り除く必要があり、収納が上手でないとうまく使えません。

前開きタイプは冷蔵庫と同じように前に扉が付いています。扉を開ければ庫内全体を見渡せるため、どこに何があるかわかりやすいのが特徴です。そのため、さまざまな種類の食品を収納したい方に向いています。50Lを超えるサイズだと、中が透明なクリアケースになっているモデルもあるため、細々したものを冷凍する場合にも便利です。

デメリットは冷気が漏れやすい点が挙げられます。前開きタイプを購入した場合は、素早く中身を確認して取り出せるよう整理整頓しましょう。

取り出しやすさを重視するなら引き出しタイプがおすすめです。特徴はタンスのような形と、食品が取り出しやすさが挙げられます。また、完全に棚が独立しているため臭い移りが気になりません。

ただし、仕切りがあるため、大きさの割に容量が小さいのがデメリットです。また、前開きタイプに比べると中身の確認がしにくいでしょう。

冷凍庫の冷却方式には直冷式とファン式があります。それぞれメリットとデメリットがあるので紹介します。

直冷式は庫内の冷却器が直接温度を下げる方式です。

静音性が高いので、書斎・リビング・寝室など音が気になる場所に置きたい方におすすめです。ただし、霜取りをする必要があるため、定期的にお手入れをしましょう。

ファン式は冷気をファンで循環させて庫内を冷やします。

ファン式の最大の魅力は、霜取りが不要な点です。動作音や価格よりも手軽さを重視するなら、ファン式をおすすめします。

温度を確認・調整できるモデルは温かいものを入れたときや、使い始め時に庫内を素早く冷やしたり、食品を入れて問題ないかの確認ができます。とくに、直冷式のモデルは霜取りの際に冷気を抜く必要があるため、温度を確認・調整できる機能が搭載されているモデルがおすすめです。

小型冷凍庫は一般的な冷蔵庫よりも小さいため、電気代もあまりかからないと思われがちです。しかし、使い方によっては冷蔵庫より電気代がかかってしまう場合もあります。

なるべく電気代を安くするためには、冷凍庫に入れる食品は事前に冷ましておく、扉の開閉回数をなるべく減らすといった工夫が大切です。また、最近の小型冷凍庫には省エネ機能が備わっているタイプのものもありますので、購入前に性能をチェックしておきましょう。

小型冷凍庫も冷蔵庫と同様に、庫内を冷やすために放熱します。放熱するためのスペースを取らずに設置すると、冷却機能が低下して庫内が冷えにくくなったり、余計な電気代がかかってしまうため注意が必要です。

冷凍庫を置く際は、冷凍庫の側面・背面と壁の間にスペースを確保する、上部に物を置かないなどの工夫をしましょう。その結果、正しく冷却機能が稼働し、電気代を節約できます。

冷蔵庫や洗濯機などの家電にはアース線と呼ばれる線がついており、万が一漏電した際の感電や火災などの事故を防いでくれる役割があります。

家電自体はコンセントを挿せば稼働が可能です。しかし、小型冷凍庫を含め冷蔵庫や洗濯機など水周りで使用する家電には、安全のためにアース線の使用が推奨されています。トラブル防止のためにも、アース線の接続は大切です。

故障などのトラブルを防ぎたい方は、冷凍庫を安全性が高い場所に設置するのがおすすめです。冷凍庫の設置場所には、水がかからず直射日光が当たらない場所が適しています。地震・漏水・火事など、想定外の災害も意識して安全性が高い場所に置きましょう。

また、延長コードは劣化してもわかりにくく、使い方によっては火傷・火災・感電を起こす可能性があります。安全面を考慮するのであれば延長コードの使用は避けましょう。

年末年始のような、一時的に食料の量が増えるだけの場合はレンタルがおすすめです。レンタルなら必要な期間だけ使用でき、購入するよりも安くすみます。霜取りなどの面倒な作業の心配もありません。

また、イベントのときにも活躍します。レンタルはインターネットから可能なため、気になる方は以下のリンクから確認してください。

小型冷凍庫が1台あるだけで、まとめ買いや作り置きがとてもやりやすくなります。節約・時短に役立ち、リビングや書斎などでも置き場所を選びません。自分の使い方に合った冷却方式・開き方の小型冷凍庫を選んで、生活に役立てましょう。