野菜室をきちんと整理したい！野菜室の収納法｜野菜をおいしく保存するには？

毎日食べる野菜はできるだけ新鮮においしく保存しておきたいですよね。冷蔵庫に付いている野菜室をきれいに整理整頓すれば空気の通りがよくなり、野菜はいい状態で長持ちします。

「野菜室をきちんと整理したいけど、たくさんの野菜を冷蔵庫の中で整理しながら保存するのは難しい」と思っていませんか？実は、野菜室収納のコツさえ掴めば今日から野菜をおいしいまま、きれいに収納できます。

今回は、野菜室で野菜をおいしく保存する方法について解説します。さらに、野菜を保存するのにおすすめな収納グッズや野菜ごとにおすすめの収納方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

上段には使いかけの野菜や、ニンニク・ショウガなどの薬味に使う機会が多い野菜を収納しておくのがおすすめです。使いかけの野菜を上段に収納しておけば、料理に使う際にすぐに取り出せます。

下段には立てて保存したほうがいい野菜や、大きな野菜を保存しましょう。縦に伸びて育つ野菜は横向きで保存してしまうと水分や糖分を消費してしまい、痛むのが早いので注意が必要です。

ダイソーやセリアなどの1100均で売っている紙袋に入れて野菜を保存すれば、野菜の冷やしすぎを防げます。さらに、紙袋を使えば土が付いたままの野菜など、汚れたままの野菜でもそのまま収納できます。

プラスチックの容器だと汚れたら洗う必要がありますが、紙袋なら汚れても簡単に捨てられるので、掃除する手間を省けます。また、紙袋なら野菜の形に合わせて袋の形を変えられるので、無駄なスペースを作らずに収納できます。

紙袋収納のメリットは、大きく分けて3つです。

• 仕切りができて一目でわかる 

野菜はさまざまな形をしており、そのままの形で収納すると整理が難しいです。しかし、紙袋を使えばまとめて収納ができ、仕切れるため取り出すのも簡単です。また、紙袋は紙なので、野菜の形に合わせて袋の形も変えられます。

• 汚れても手軽に交換できる

プラスチックなどの容器だと汚れたら洗わなければいけませんが、紙袋なら取り出して捨てるだけと管理も簡単です。さらに、定期的に交換が必要になるため衛生面も問題ありません。

• 野菜の冷やしすぎ防止

新聞紙や紙袋などの紙製品は保温・保湿能力が高いため、野菜を包んで長持ちさせるのにぴったりです。紙袋を使うと中が見やすく、さらに出し入れが楽になります。

かさばる野菜は細かくカットしてから保存するのもおすすめです。細かく切ってジップ付きの保存袋に入れておきましょう。

あらかじめ切ってから保存しておけば、調理のときに野菜を切る手間も省けます。キノコ類も石づきを切り離して、小分けの袋に入れておくとすぐに使えて便利です。

使いかけの野菜やカットした野菜は、必ずラップで密閉してから保存しましょう。野菜を切ったところからはエチレンといった老化植物ホルモンが発生しやすくなるので、必ずラップで包んで保存してください。

さらに、使いかけの野菜は小さくて野菜室の中で他の野菜に紛れてしまう場合もあるので、トレーを使ってわかりやすく保存しましょう。トレーに載せれば保存の場所がわかりやすくなります。

野菜ごとにかごでわけて保存すると、どこにどんな野菜を保存しているのかがわかりやすいのでおすすめです。また、野菜がどこにあるのか探さなくてもかごのまま取り出せるので、調理時間の短縮にも繋がります。

かごに入れて野菜を保存すれば、使いかけの野菜が見つからなくて使えない弱点もなくなります。ただし、野菜によっても大きさが異なるので、かごに入らない大きさのものは袋などを活用して保存しましょう。

野菜室の収納には牛乳パックもおすすめです。ミニトマトやピーマンなど、小さめの野菜をまとめて収納したり、大根やごぼうなど立てて保存するのが向いている野菜を立てて保存したりするのにも活躍します。

また、牛乳パックをハサミで切り開いて組み合わせ、野菜室の仕切りとしても使用できます。仕切りで区切ると、どの野菜がどこにあるのかがわかりやすくなるのでとても便利です。

実は野菜は繊細で、保存方法が違うだけで美味しく食べられる期間が短くなります。しかし、それぞれの野菜に適した収納をすれば、いつもより野菜が長持ちしますよ。

土を洗い流しているごぼうは、軽く湿らした新聞紙に包んだ上でポリ袋に入れて野菜室で保存します。ごぼうが長すぎて野菜室に入らない場合には、カットしてラップに包み野菜室で保存しましょう。ささがきの場合は、薄い酢水に漬けて冷蔵で保存するのがおすすめです。

小松菜は湿らせた新聞紙やペーパータオルで包んで、葉がつぶれないように立てて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。この方法なら2～3日程度は保存できます。さらに、保存する前に小松菜の葉をチェックし、傷んでいる葉があったら取り除きましょう。

大根をまるごと1本保存するときは葉を切り落とし、新聞紙に包んで立てて保存しましょう。大根は葉の先から水分が失われてしまうので、葉と白い部分を分けて保存するといいです。

冷蔵庫での保存期間の目安は10日くらいです。カットした大根の場合は全体をラップで包み、密閉容器やジッパー付き袋などに入れてから冷蔵庫で保存しましょう。

ブロッコリーを冷蔵保存する場合は、つぼみや傷んでいる部分をキッチンペーパーで覆いクッション代わりにします。さらに、それをラップで覆い、袋に入れて軸を下にして立てて保存すれば新鮮に保てます。この状態なら冷蔵で3～4日くらい保存が可能です。

レタスをまるごと保存するときには、ポリ袋に入れてから野菜室に入れるのがポイントです。カットしたレタスは、霧吹きなどで湿らせたキッチンペーパーで包んで、保存容器に入れて冷蔵庫に入れます。

カットしたレタスをその日の内に食べるときは、ざるでレタスの水気を切り、ラップをして冷蔵庫に入れておきます。カットしたレタスは、切り口から傷み始めてしまうので、できるだけ早く食べるのがおすすめです。

りんごやアボカドは新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋やビニール袋に入れて野菜室で保存します。りんごは他の果物の熟成を早めるエチレンガスを出します。そのため、りんごは必ずポリ袋やビニール袋に入れてから野菜室で保存しましょう。

カットしたりんごは水分をふき取り、ラップで包んで野菜室に入れます。水がついたまま保存するとりんごがふやけるので、保存する前に必ず水気を切りましょう。さらに、カットした表面にラップを巻けば酸化や乾燥を防げます。

冷蔵庫のドアを開閉すると冷蔵庫から冷気が逃げ、再び冷やすのに電力を消費します。特に、夏の時期は外の気温が高いので、温かい空気が冷蔵庫内に入ってしまいます。

冷蔵庫は自然と設定温度に戻そうとエネルギーを使うため電力を消費するのに加え、冷蔵庫の中の温度が上がると冷蔵庫内で雑菌が増えてしまうので、冷蔵庫の開け閉めは最小限にしましょう。

100均に売っている仕切りボックスを使って収納するのもおすすめです。網目状の仕切りボックスなら通気性もよく間に仕切りができるため、野菜のサイズに合わせて収納できます。

さらに、100均で購入できるキッチントレーを使えば、刻んだ野菜も小分けで保存ができます。トレーごとに取り出せるので、野菜を探す手間が省けて調理時間の短縮にも繋がります。

今回は、野菜室の整理整頓術や野菜の保存の仕方のコツについて紹介しました。野菜に適した保存方法を使えば、野菜はおいしく長持ちします。さらに、冷蔵庫内を整理整頓ができて、野菜室をきれいに使えます。ぜひ本記事を参考に、清潔な野菜室で野菜を長持ちさせてください。