三菱冷蔵庫の「真ん中朝どれ野菜室」の評判・デメリット｜腐るという口コミはある？

毎日の食事に新鮮な野菜を食べられたら嬉しいものです。とはいえ「毎日買い物に行くのは大変だし、買い置きすると鮮度が落ちてしまう」このような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、三菱電機の冷蔵庫に搭載されている機能「真ん中朝どれ野菜室」です。

「真ん中朝どれ野菜室」は野菜の鮮度を長持ちさせる上、保存している間にビタミンCや彩りまでアップさせてくれるのです。いかに野菜をおいしく、みずみずしいままで長く保存するかを考え抜いて作られており、3色LEDや密閉構造などこだわりの工夫が満載です。

今回は、そんな三菱の冷蔵庫の野菜室の特徴や役立つ機能についてご紹介します。気になる真ん中野菜室のデメリットや、腐るといった口コミや評判も掲載しますので、野菜室にこだわりたい方はぜひ最後までご覧になって、冷蔵庫選びの参考にしてください。

三菱電機の「朝どれ野菜室」を搭載している冷蔵庫の中には、野菜室を冷蔵庫の真ん中に配置した「真ん中クリーン朝どれ野菜室」と呼ばれる機能つきの製品があります。これは日頃から野菜をよく食べる方向けの製品で、使用頻度の高い野菜室を冷蔵庫の真ん中に配して使い勝手を向上させたものです。

このように、野菜室が真ん中の段にあると野菜室全体が見やすく、在庫の管理がしやすいといった利点があります。また、大根やキャベツなどの大きく重たい野菜も、かがまず楽に取り出せて腰に負担がかかりません。

朝どれ野菜室の底面には、ハイブリットナノコーティングが施された抗菌仕様のクリーントレイを採用しています。このトレイは汚れが付着しにくく、1度ついた汚れも落としやすいといった特徴があります。

また、野菜室からトレイを簡単に取り外せるため、簡単に水で丸洗いができてお手入れも簡単です。軽い汚れなら、濡らした布巾でさっと汚れを拭き取るだけでも十分きれいになります。野菜室は野菜についていた泥や野菜の汁で汚れやすいので、掃除がしやすいのは嬉しいポイントです。

大物エリアは、野菜室下段の奥側のスペースです。キャベツやレタスを1玉丸ごと収納したり、白菜や大根を保存したりするのに向いています。大きなキャベツを丸ごと収納すると冷蔵庫内のスペースを圧迫しがちですが、三菱の冷蔵庫なら保存場所の心配をせずに1玉買いが可能です。

中物エリアは、野菜室上段左の深型トレイ部分にあたります。半分にカットしたキャベツやブロッコリー、パプリカやしめじなどやや大きめの野菜向きです。クリアな素材の上段引き出しは、野菜が見やすく整理整頓がしやすいので便利です。

小物エリアは、野菜室の上段右の浅型トレイ部分です。ミニトマトやシイタケ、ミョウガといった小さめ野菜を収納するのに向いています。従来の野菜室では大きな野菜の影に紛れ、結局使うのを忘れられてしまう場合が多かった小さい野菜も、三菱冷蔵庫の野菜室なら使い忘れを予防できます。

たて野菜エリアは、野菜室の下段の手前側に位置します。アスパラガスやニンジン・キュウリなどの細長い野菜を収納可能です。立てて置くので細い野菜も庫内で見つけやすく、他の野菜とぶつからないので鮮度を保ちやすいといったメリットもあります。使用しないときはペットボトル置きとしても重宝します。

三菱の朝どれ野菜室は、庫内全体が真空断熱素材に囲まれた構造をしています。野菜室内の温度を安定させて無駄な冷気を抑制するこ野菜室全体を保湿し、野菜のおいしさと鮮度を長持ちさせる仕組みです。

実際に三菱電機において「朝どれ野菜室に7日間保存したほうれん草」と「朝どれ野菜室機能のない冷蔵庫で7日間保存したほうれん草」を比べたところ、鮮度に大きな差が出ました。うるおいを保って乾燥を防ぐのが、野菜のみずみずしさの持続に大きな効果があるのがよくわかります。

三菱の朝どれ野菜室には、3色LEDの光で野菜の栄養価を高めたり緑化を促進したりする機能があります。LEDライトは野菜室下段奥の大物エリアに搭載されており、操作パネルのアイコンをタッチしてON・OFFの設定が可能です。

三菱冷蔵庫の野菜室で保存して3色LEDを照射された野菜は、そうでない野菜と比べて鮮やかな緑になります。野菜を味も見た目もおいしく保ってくれる、野菜好きに嬉しい野菜室です。

朝どれ野菜室は、赤・青・緑の3つの光LEDを組み合わせて点灯させ、擬似的に朝・昼・夜の1日の光のサイクルを作り出します。光の影響を受けた野菜は庫内で光合成を行い、その結果含まれるビタミンCや糖量がアップする仕組みです。

三菱の朝どれ野菜室なら、ただ保管しているだけで野菜の栄養価が上がってお得感があります。ただし、このような効果は葉緑素を持つ葉物野菜などで発揮されるものであり、すべての野菜に効果があるわけではありません。

3色LEDの光を当てるために、野菜は光を通す透明な袋に入れたりラップに包んだりして保存してください。透過性のないもので覆ってしまうと、せっかくの機能が生かされません。

また、野菜は空気に触れるとどんどん劣化や酸化をしていきます。特に、カットした野菜や使いかけの野菜は切り口から変色してしまうので、新鮮さを保つためにもラップでくるんだ上で袋に入れて保存するのがベストです。

実は、真ん中野菜室にもデメリットがあります。それは、冷凍庫を真ん中に配した冷蔵庫に比べ、省エネ性と容量がやや劣る点です。

【真ん中野菜室のデメリット】

• 真ん中冷凍庫タイプより容量が小さい
• 真ん中冷凍庫タイプより消費電力がやや高い

一般的に真ん中に野菜室がある冷蔵庫では、野菜室の上部に冷蔵庫と製氷室、下部に冷凍室があります。野菜室は冷蔵庫の中でもっとも温度が高い場所なので、上の製氷室と下の冷凍庫の冷気の影響を受けないよう断熱壁を増やさなくてはなりません。

そのため、真ん中に野菜室がある冷蔵庫は、断熱壁の厚み分だけ容量が少なくなり、消費電力もやや増える傾向にあります。しかし、毎日の炊事で繰り返し使用する際の利便性を考えれば、真ん中に野菜室がある冷蔵庫を購入するメリットは大きいです。

初めて「朝どれ野菜室」が搭載された冷蔵庫を購入する際は、評判や口コミが気になりますよね。そこで、ここでは実際に三菱の冷蔵庫を買って使用している方々の口コミをご紹介します。今回は以下の2点に関わる口コミを集めました。

「野菜が新鮮に長持ちする！」といった喜びの声が多いです。三菱冷蔵庫の野菜室の特徴である、野菜を見た目も味もおいしく、新鮮に保つのがとても喜ばれているようです。毎日新鮮な野菜を食べたい方には三菱の冷蔵庫の野菜室がおすすめです。

三菱の冷蔵庫は野菜室が真ん中にあるので、大物野菜を取りだすときに腰をかがめる必要がないというところがとてもいいという口コミがありました。野菜室の高さで野菜が取り出しやすくて使いやすいのが魅力のようです。

三菱の冷蔵庫の他の機能に関する口コミについては、以下の記事で紹介しています。

「腐る」といった口コミは実際には見つからず、ほとんどの方がその効果を感じています。注意するポイントとして、野菜室に適したものを入れ、詰め込み過ぎないようにするのが大切です。

また、温度が低すぎたりすると野菜が乾燥しすぎ、結果的に傷むのが早くなることもあります。

次に、三菱電機以外のメーカーが販売する冷蔵庫の野菜室について紹介します。今回取り上げるのは「日立」と「東芝」の2社の冷蔵庫です。三菱電機と他メーカーの冷蔵庫を比較して、製品選びに役立ててください。

日立の冷蔵庫の野菜室にも「まんなか野菜の鋼板3ドアタイプ」や、「新鮮スリープ野菜室」などのさまざまな特徴があります。ここでは、そんな日立の冷蔵庫の野菜室の機能や、特徴について紹介します。

この冷蔵庫も野菜室が真ん中にあるので、野菜の出し入れがしやすいのが特徴です。また、うるおいを守る間接冷却カバーが野菜から出る水分を野菜室に閉じ込め、野菜の乾燥を抑えてくれます。

ニンジンやアスパラガスなど、立てて保存したほうが長持ちする野菜も簡単に収納できます。加えて、野菜以外にも2ℓのペットボトルなどの縦長で比較的大きなものも収納できるので、非常に便利です。

日立の冷蔵庫の野菜室には「プラチナ触媒」が搭載されています。この機能により、接触したエチレンガスやにおい成分を炭酸ガスと水分子に分解し、炭酸ガス濃度を高めるのが可能です。炭酸ガスの濃度が上がると野菜の気孔が閉じて呼吸活動を低下します。

このように、野菜を眠らせるように保存し栄養素の減少を抑制するのです。さらに、うるおいカバーが野菜室全体にふたをしてくれるので、野菜の水分を閉じ込めて乾燥を防ぎおいしさが保たれます。

東芝の冷蔵庫には、「もっと潤う摘みたて野菜室」や「ミストチャージユニット（透湿ユニット）」といったさまざまな機能が搭載されています。ここでは、そんな東芝の冷蔵庫の野菜室の機能や特徴について紹介していきます。

「もっと潤う摘みたて野菜室」は、光触媒ルネキャットで野菜を傷みやすくするエチレンガスを分解・除去します。老化を抑制して、野菜がしなびたり変色したりするのを防ぐ効果があります。さらに、野菜室内を約3～5℃の低温かつ温度変化が少ない環境に保って野菜の生命活動を低下させ、冬眠したような状態のまま保存してくれます。

さらに、庫内にはUV-LEDを搭載しているため、紫外線の力で野菜室内の除菌が可能です。UV-LEDで野菜の表面に付着した菌の繁殖を抑制できるので、清潔な状態で野菜を保存できます。

ミストチャージユニット（透湿ユニット）は、冷気中の水分だけを抽出して野菜室に取り込み、野菜に適した低温や高湿度環境にコントロールする機能です。野菜には直接風が当たらず、余分な水分はユニットから放出されます。

1日に20回以上、野菜室内にうるおいをたっぷり含んだ冷気を送り込み、野菜室の湿度を高く保つのが可能です。野菜の乾燥や結露を気にせず、みずみずしさとおいしさを保ちながら野菜を保管できます。

今回は、三菱の冷蔵庫の野菜室の特徴や他メーカーの冷蔵庫との比較をご紹介しました。三菱冷蔵庫の野菜室には、栄養たっぷりの野菜を新鮮なまま美味しく手軽に食べられる機能が多数搭載されています。ぜひ、三菱の冷蔵庫の野菜室を活用して、健康的な毎日を送りましょう。