業務用冷蔵庫おすすめ7選｜通販で買える！激安価格や評判の大手メーカーも紹介

冷蔵庫は食材や飲み物を冷蔵したり、冷凍食品を冷凍したりするのに欠かせません。一人暮らしから大家族まで冷蔵庫のない暮らしは考えられません。そんな必須の家電製品である冷蔵庫にも業務用の製品があります。

業務用冷蔵庫はその容量や寸法、設計に至るまで家庭用冷蔵庫とは大きく異なります。飲食店やホテルの厨房には欠かせない存在で、見た目も家庭用冷蔵庫と違いオールステンレス製です。

そんな業務用冷蔵庫をどのように選べばいいのか、ポイントを絞ってわかりやすく解説します。加えておすすめのメーカーや業務用冷蔵庫を紹介します。飲食店をこれから始めるなど業務用冷蔵庫が必要な人にとって必読の記事です。

業務用冷蔵庫と家庭用冷蔵庫では使用されている素材が異なります。業務用冷蔵庫の多くはステンレス製で錆びにくく、耐熱性・耐久性・耐水性が家庭用冷蔵庫に比べて高いです。

家庭用冷蔵庫にはさまざまなカラーバリエーションがありますが、業務用冷蔵庫はステンレス製で塗装されていない製品が多いです。ステンレス製の冷蔵庫は耐久性に優れているだけでなく、掃除やメンテナンスもしやすいメリットもあります。

業務用冷蔵庫はサイズが大型ですので掃除やメンテナンスが大変です。そのため掃除やメンテナンスをしやすいよう、シンプルに設計されている場合が多いです。また大量の食材の重さに耐えられるよう、家庭用冷蔵庫では一般的ではない頑丈な網棚を採用しています。

家庭用冷蔵庫ではドアに飲み物などを入れるドアポケットがありますが、業務用冷蔵庫にはドアポケットのない製品が多いです。これは頻繁にドアを開け閉めするため、ドアポケットの食品が傷みやすくなるからです。

家庭用冷蔵庫との一番大きな違いが容量です。業務用冷蔵庫と家庭用冷蔵庫の大容量製品を比べると、そのサイズは大きく異なります。家庭用冷蔵庫は大容量でもせいぜい700Lまでですが、業務用冷蔵庫では1000～1600L以上の製品もあります。

大量の食材を冷蔵できるように業務用冷蔵庫は設計されています。もちろん業務用冷蔵庫も大容量の製品ばかりではなく、小さめの容量の製品もあります。

業務用冷蔵庫には大きく分けて2種類の形状があります。縦型とコールドテーブルです。それぞれどのような種類の冷蔵庫なのか説明します。キッチンスペースに合わせて選んでくださいね。

縦型冷蔵庫は名前の通り縦に長く、ドアが上下に付いているタイプの業務用冷蔵庫です。業務用冷蔵庫と聞けば多くの人が想像する製品が縦型です。縦に2段のドアが並んでいるタイプや縦2段×横2列で合計4つのドアが付いているタイプなど、さまざまな製品があります。

冷凍庫を備えている製品も多く、スペースの限られたキッチンに効率的に配置できます。家庭用冷蔵庫と同じくらいの大きさの製品から、さらに大容量のタイプまでリリースされています。

コールドテーブルは横長タイプの業務用冷蔵庫です。冷蔵庫の上の天板は人の腰くらいの高さで、その上で作業ができるのがコールドテーブルの特徴です。1ドアから2ドア、3ドアとさまざまなサイズの製品がリリースされており、キッチンの大きさに合わせて選べます。

小さめのキッチンで縦型冷蔵庫を入れるスペースがないときに、作業用スペースを確保しつつ冷蔵庫を設置できます。天板は耐熱使用になっており電子レンジやオーブン、炊飯器なども設置できます。

業務用冷蔵庫を選ぶときは必要な容量を事前に確認しておきます。どれだけの食材を冷蔵するのか想定して、必要な容量の冷蔵庫を選ぶのが大切です。必要以上の容量の冷蔵庫を選ぶと電気代も余分にかかり、キッチンスペースも圧迫します。

電気代が余計にかかると余分なコストが発生しますし、大きすぎる冷蔵庫はキッチンの動線を妨げます。冷蔵する容量を計算し、適切な容量とサイズの冷蔵庫を選んでください。

業務用冷蔵庫の購入にはいくつかの選択肢があります。新品・中古・レンタル・リースなどによって価格やコストは変わってきます。新品は購入コストが高くなりますが、新製品は省エネや性能面で優れています。逆に中古は購入コストが低く、性能面では新品ほど期待できません。

レンタルは冷蔵庫が壊れてしまった場合など、一時的に必要な場合に適しています。リースは毎月の料金がかかりますが、不要になったときに自分で処分する必要がありません。それぞれメリット・デメリットがありますので、適切な選択肢を選んでくださいね。

電気代は業務用冷蔵庫にとってかなり重要なポイントです。電気代は固定費の中でも大きな部分を占めます。電気代をできるだけ抑えるため、しっかりとポイントをチェックしてください。

冷蔵庫は24時間、休みなく稼働させるアイテムです。店舗が休みだからと冷蔵庫の電源は切れません。光熱費の大きな部分を冷蔵庫は占めますので、できるだけ省エネ性の高い製品を選びましょう。

電気代を抑えるために、購入時に大きすぎる業務用冷蔵庫を選ばないのも大切です。スペースを無駄に取るだけでなく、電気代も余計にかかるからです。

業務用冷蔵庫の電源は単相100Vと三相200Vの2種類があります。単相は通常のコンセントと同じですが、三相はコンセントの穴が3つあります。三相は電動機への負担が少ないために単相より電気代がかかりません。

しかし三相コンセントが設置されていない場合、新たに設置工事を行う必要があります。購入前にキッチンのコンセント穴を確認して、どの電源の業務用冷蔵庫にするか検討しましょう。

ホシザキは業務用冷蔵庫の国内シェアNo.1を誇るメーカーです。業務用冷蔵庫の他にも食器洗い機やドリンクサーバーなど多様なアイテムを製造・販売しています。省エネに力を入れており2016年の省エネ達成基準は150%を記録しました。

「オリジナル製品を持たない企業に飛躍はない」をモットーにしており、多様化する食のニーズに応えます。2005年に業務用冷蔵庫として初めてインバーターを採用して「省エネルギーセンター会長賞」も受賞しています。

フクシマガリレイは国内で初めて業務用冷蔵庫を規格化して販売したメーカーです。企業スローガンに「Be cool, Be alive.」を掲げており、業務用冷蔵庫や冷蔵・冷凍ショーケースを製造・販売しています。2019年に福島工業株式会社から社名をフクシマガリレイに変更しました。

サポート体制が手厚く多くのファンからの信頼を勝ち取っている同社は、コーポレートサイトに冷蔵庫の各部位の名称やメンテナンス方法、安全点検の仕方などを掲載しています。

パナソニックは言わずと知れた大手電機メーカーで大阪に本社を置きます。旧社名は松下電器産業株式会社で長い間、ナショナルを商標として用いてきました。パナソニックは旧サンヨーを買収して業務用冷蔵庫業界にも参入しました。

家電製品で築き上げたノウハウを業務用冷蔵庫にも応用し、KBシリーズでは省エネ・ネットワーク対応した業務用冷蔵庫をリリースしています。他のメーカーに比べてリーズナブルな製品が多いとされています。

業務用冷蔵庫の買い替えなどで処分の必要が出てくる場合もあります。購入するときにあらかじめ処分方法を確認しておく方がベターです。

業務用冷蔵庫の処分は「業務用機器専門の買取業者」「産業廃棄物運搬業者」「不用品回収業者」のどれかに依頼しなければなりません。もし退去するなら居抜き物件として業務用冷蔵庫を置いておくように、大家に相談できます。

故障していない業務用冷蔵庫なら、業務用機器専門の買取業者に買い取ってもらう処分方法がおすすめです。故障や動作しないなどの場合は産業廃棄物運搬業者や不用品回収業者に依頼して引き取ってもらいましょう。

業務用冷蔵庫は家庭でも問題なく使用できます。ただ、業務用の多くはサイズが大きいため、それだけ電気代もかかります。さらに、家庭用の冷蔵庫は機能性が充実しており、業務用冷蔵庫にあって家庭用の冷蔵庫にない機能も見当たりません。

逆に、業務用冷蔵庫にはドリンクを入れるための収納スペースもありませんし、製氷機も付属していません。商品によっては庫内灯や扉の閉め忘れブザーも付属されておらず、使い勝手から見ると家庭用には不向きです。機能性が劣り、電気代が高くなるため、業務用冷蔵庫を使う目的がはっきりした方におすすめします。

店舗に必要な容量やサイズをしっかり見極めれば、使いやすい業務用冷蔵庫を選択できます。また省エネ性能はランニングコストに関わりますのでシビアに選定しましょう。最適な業務用冷蔵庫を購入して使いやすい厨房にしてくださいね。