高さ175cm以下の冷蔵庫おすすめ14選｜背が低いけど大容量！【パナソニックも】

冷蔵庫の背丈が高すぎると、棚の上段の食品が取り出しにくいですよね。かといって背丈が低すぎる冷蔵庫では容量不足が気になります。そういった方には、ある程度の容量を備え、背が低め方でも使いやすい180cm以下よりもさらにコンパクトな175cm以下の冷蔵庫がおすすめです。

175cm以下の冷蔵庫といっても、ファミリー向けの400L以上の幅広大容量モデルや省スペースな幅60cmモデルなど、さまざまなニーズに対応した商品が展開されています。利便性の高い観音開きモデルや収納性に優れた4ドアタイプなどが人気です。

今回は高さ175cm以下の冷蔵庫を選ぶうえでのポイントを詳しく解説します。さらに冷蔵庫のおすすめ人気商品を高さ175cm以下に絞って紹介します。ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてください。

冷蔵庫の平均的な高さは180cmと言われています。175cm以下の冷蔵庫であれば、平均と同等か少し低い程度です。誰でも使いやすく2~3人程度の使用に適しています。

また高さを175cm以下に限定しても、幅や奥行によって容量が大きく異なるのでニーズに合わせた商品選びが可能です。機能性・利便性・収納性のバランスが取れた高さであると言えます。

大きなデメリットはありませんが、背が低い子どもや女性の場合は棚の上段の奥がやや見えづらい・取り出しにくいのが欠点です。

冷蔵庫の高さ・幅・奥行きをしっかり確認し、設置スペースに合ったサイズを選びます。冷蔵庫周囲に隙間がないと放熱がうまくできず機能が落ちてしまいます。そのため、設置スペースぎりぎりのサイズではなく、余裕を持って選ぶのがポイントです。

高さは寸法＋5cm・幅は寸法＋10cm、奥行きはコンセントスペースを考慮して寸法＋20cm程度は確保してください。また、冷蔵庫の前方はドアを開けたときのスペースを考慮する必要があります。

設置スペースだけでなく、搬入経路のサイズもあわせて確認しておきましょう。玄関・設置部屋の入口・エレベーターなどを通れるか調べておく必要があります。

容量は冷蔵庫を選ぶ上で非常に重要なポイントです。高さ175cm以下の冷蔵庫といっても容量250L程度から400L以上と幅広いです。容量は使用する人数に合わせて選びましょう。

冷蔵庫には容量目安計算式があり、「70L×家族の人数+常備品分（100L）+予備（70L）」 が目安です。この計算式を使うと2人の場合は310L、3人であれば380Lが目安となります。4人以上で使用するのであれば、400L以上が必要です。

しかし、これはあくまで目安なので、大量のまとめ買いをする方はこれより容量が大きい冷蔵庫を選ぶ必要があります。自身のライフスタイルに合ったサイズを選択してください。

昔からあるスタンダードなドアの開き方が、左開き・右開きのどちらか一方に開くタイプです。製品ラインナップが豊富で、比較的リーズナブルな価格の冷蔵庫が多い傾向にあります。左開きか右開きかは、設置場所に合せて選ぶのが重要です。

右側に壁がある場合は右開き、左側に壁がある場合は左開きの冷蔵庫を選んでください。また、キッチンがある方向に開くと調理の過程で食材が出しやすくおすすめです。

1枚扉でありながら、左右のどちらからでも開くのが「両開き」です。このタイプはシャープ製品の一部に採用されています。設置場所にとらわれない高い汎用性が魅力です。転勤・引っ越しなどで頻繁に配置変動する場合にも柔軟に対応できます。

1ヶ所につき2枚のドアが搭載され、それぞれが中央から左右に開くタイプが「観音開き」です。別名、フレンチドアとも呼ばれます。扉の可動域が小さく開くので、冷蔵庫前に十分なスペースがない場合でも使いやすいのが魅力です。

また、間取りを気にせず設置でき、冷気が逃げにくいので節電が期待できます。さらにドアポケットが充実しているのも嬉しい点です。

野菜室と冷凍庫の位置にも注目してみましょう。メーカー・モデルによってその位置はさまざまです。選ぶポイントをまとめましたので、参考にしてください。

• 料理をよくする方：野菜室が中央にあると出し入れがしやすくおすすめ
• まとめ買いをよくする方：冷凍庫が中央にあると、収納しやすい
• 料理をあまりしない方：冷凍庫が中央にあると、冷凍食品の出し入れがしやすい

冷蔵庫は常に稼働させておく家電なので電気代がかかります。そのため、少しでも電気代を抑えたい方は省エネ性能に注目しましょう。

省エネ性能は、省エネ基準達成率や年間消費電力量で判断できます。省エネ基準達成率が高いほど省エネ性が高いです。また、記載されている星マークでも省エネ性を判断できます。以下の記事では、おすすめの省エネ冷蔵庫を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

冷蔵庫のデザイン性にこだわる方は、前面に強化ガラスコーティングを施したガラストップデザインの冷蔵庫がおすすめです。ガラスの艶や光沢によって、高級感溢れるスタイリッシュなデザインになっています。

また、耐久・耐衝撃・耐熱性に優れており、傷が付きにくいのも魅力です。汚れが付着してもサッと拭き取るだけで簡単に落とせます。一方でマグネットが貼りつかないので、扉にメモ書きなどを貼り付けたい方には不向きです。

大容量の冷蔵庫には自動製氷機能を搭載しているモデルが多いです。自動製氷機能とは、給水タンクの水を製氷皿に送り自動で氷を作る機能です。給水タンクに水を入れておくだけで簡単に氷ができるので、頻繁に氷を使う方に適しています。

中には短時間で氷を作れる急速製氷機能が搭載された冷蔵庫もあるので、気になる方はチェックしておきましょう。

冷蔵庫内のニオイが気になる方は、脱臭機能を搭載した冷蔵庫を選んでください。脱臭機能は、シャープのプラズマクラスターやパナソニックのナノイーなどが代表的です。

また、これらの機能は脱臭だけでなく除菌効果も期待できます。ニオイや食材の衛生面が気になる方におすすめの機能です。

主にエアコンや洗濯機などの白物家電分野を手掛ける日本の大手電機メーカー「パナソニック」。冷蔵庫では完全には凍らないギリギリの温度に保つ微凍結パーシャルや、冷凍室・野菜室をめいいっぱい引き出せるワンダフルオープンなどが人気です。

また、独自の除菌・脱臭機能であるナノイーを搭載した冷蔵庫は、食材をフレッシュに保てます。高さ175cm以下の冷蔵庫では、容量335Lのモデルがおすすめです。

日本の大手電機メーカー「東芝」の冷蔵庫は、野菜室に力を入れているのが特徴です。野菜室を中段に配置したものが多く、立ったままの姿勢でスムーズに野菜を出し入れできます。また、野菜の鮮度を立つ、もっと潤う摘み立て野菜室なども人気です。

さらに、175cm以下でも350L以上の容量を有したモデルがあり、3人以上の使用にも適しています。野菜室を重視した冷蔵庫をお求めの方におすすめのメーカーです。

日本が誇る世界有数の総合電機メーカー「日立」。冷蔵庫では、鮮度と美味しさを保ちながら食材を保存する機能が特徴です。中でも真空保存して食材を長持ちさせる、独自の真空チルドが高い評価を得ています。

高さ175cm以下の冷蔵庫では、幅55cm未満のスリムボディモデルが人気です。冷蔵庫を省スペースに設置したい方や食材を長持ちさせたい方におすすめのメーカーと言えます。

家電製品から産業機器・宇宙システム・社会インフラなど幅広く手掛ける日本の大手総合電機メーカー「三菱電機」。高さ170cm程度にも関わらず容量450L以上の、置けるスマート大容量の冷蔵庫が高い評価を獲得しています。

また、事前の解凍が不要な切れちゃう瞬冷凍や、鮮度を保ちながら食材を保存する氷点下ストッカーDなどの独自機能も人気です。省スペースで大容量な冷蔵庫をお探しの方におすすめのメーカーです。

冷蔵庫の寿命は一般的に約12～13年です。令和3年の内閣府の消費動向調査では、2人以上の世帯の冷蔵庫の使用年数は12.9年となっています。それらの買い替え理由は半数以上が故障です。単身者では故障で買い替えた人が65％以上います。

一方、メーカーではだいたい補修用性能部品の保有期間は9年に定められています。補修用性能部品とは修理に必要な部品を差し、9年間はメーカーがそれらの部品を保有しているといった意味です。つまり、9年過ぎると故障しても交換する部品がない可能性があるのです。

冷蔵庫を設置する場合、冷蔵庫のタイプによって必要なスペースが異なります。下記の表を目安にしてください。

高さを175cm以下の冷蔵庫は、取り出しやすく使い勝手がいいです。しかし高さを175cm以下の冷蔵庫に限定しても、容量・性能・価格などはさまざまです。選び方や使い方をしっかり押さえて、自分にぴったりの冷蔵庫を見つけましょう。