【徹底解説】AQUA(アクア)の冷蔵庫は音がうるさい？ブーンという異音の原因と対策

AQUA（アクア）の冷蔵庫はおしゃれなデザイン・機能性・コスパ抜群の価格帯で人気を獲得しています。モノクロのモデルが多いので、インテリアにこだわる方にぴったりです。しかし、長く使用しているうちに動作音が目立ってくると「寿命かな。大丈夫？」と不安になるかもしれません。「ブーン」と常に音が鳴っていると精神的にも疲れてしまいます。

冷蔵庫の異音の原因はさまざまです。コンプレッサー・サーモスタット・ファンなどの内部の装置の不具合が主な原因ですが、調味料や食材などの物の詰めすぎがうるさい音の原因になるケースもあります。

本記事では装置別に原因と対策、修理費用などを徹底解説！AQUA（アクア）の冷蔵庫を使用した方の実際の口コミや評判、騒音を防止するおすすめ商品を2個ご紹介します。お手持ちの冷蔵庫の音が気になる方は、是非参考にしてください。

コンプレッサーは冷蔵庫の中身を冷やすために必要な装置です。冷蔵庫の中の冷気を作り出す装置で、作動中は「ブーン」と低い振動音を出します。通常は冷蔵庫の中を冷やすときだけ作動する装置ですが、大きく振動音がする場合は故障の可能性があります。

ファンは、コンプレッサーが作った冷気を冷蔵庫中に送り込む装置です。扇風機のようにプロペラを回して動く部分であるため、通常時は音が聞こえません。しかし、冷蔵庫の寿命が近く、プロペラが緩んでいる場合は異音が聞こえる場合があります。

コンプレッサーやファンの振動を軽減させるために使われるのが、ゴム製の制振材です。この制振材が劣化したり外れたりした場合は、コンプレッサーやファンの振動を制御すができないため、通常時よりも大きな音が聞こえてしまいます。

サーモスタットは冷蔵庫内の温度を測る温度センサーです。冷気を発するコンプレッサーの働きを調節する役割もあります。サーモスタットが故障した場合はコンプレッサーの動作が制御不可能となり、常時動き続けてしまうため冷蔵庫が異音を発する場合があります。

冷蔵庫の中に発生した霜が原因で音が発生している可能性があります。冷蔵庫内に冷気を送るファンに霜が付着すると「カラカラ」といった音の原因になります。冷蔵庫の扉を開ける時間が長くなると結露が発生して霜になるので、扉の開閉はできるだけ素早く行いましょう。

冷蔵庫の音がうるさいのは設置場所が原因である場合があります。冷蔵庫を壁際に設置していたり、斜めに傾けたまま設置した場合には、動作の振動が伝わって音が異常にうるさく聞こえてしまいます。

設置場所の他にも、冷蔵庫の中の物が影響している場合もあります。調味料や食材を詰め込みすぎて、振動で小さくぶつかり音がしている可能性もあるので、冷蔵庫の中身を確認してみましょう。

さまざまな音の原因を紹介してきましたが、どれも当てはまらないなら冷蔵庫の寿命の可能性が出てきます。冷蔵庫の寿命は約8～10年です。購入してから8～10年以上たっている場合は買い替えの時期ともいえます。メーカーによっては耐用年数を記載している所もありますので、一度確認するのがおすすめです。

コンプレッサーが原因と考えられる場合は、まずは壁と冷蔵庫の間をきれいに掃除してみましょう。壁と冷蔵庫の間にホコリやゴミが溜まるとコンプレッサーの冷却効果が低くなり、何度も作動して騒音の原因となってしまいます。

冷蔵庫の上に電子レンジなど物を置いているご家庭も多いと思われますが、できるだけ冷蔵庫の上に物を置かないようにしましょう。冷蔵庫の上に物を置くと冷蔵庫が熱を溜め込みやすくなり、コンプレッサーが何度も作動して音の原因となります。

冷蔵庫の掃除方法については、以下の記事でも紹介しています。

冷蔵庫内のファンが劣化して異音を発している場合があります。ネットショップや家電量販店で新品のファンを購入して交換しましょう。ファンが原因で音がする場合は「カラカラ」と異音が聞こえる場合が多いので、音の種類を確認してください。

各装置に取り付けられている制振材が外れたのが原因で、冷蔵庫の音がうるさくなる場合があります。制振材は冷蔵庫の内側に取り付けられているので、外側からは見えません。外れていると考えられる場合は専門業者に確認をお願いしましょう。

サーモスタットが音の原因の場合は、修理や交換が必要です。サーモスタットは冷蔵庫内部にある装置なので、自分で交換ができません。専門業者やメーカーに連絡をして修理や交換をしてもらいましょう。

霜が庫内やファンに付着している場合は、自分で解決ができます。

1. 冷蔵庫周りの床にタオルを敷く。
2. 冷蔵庫の電源を切ってしばらく扉を開ける。
3. 霜が溶けたら金属製のヘラで掻き出す。

どうしても霜が解けない場合は、ドライヤーを使用してください。ファンにあまりにも霜が付着している場合は、ファンを買い替えるのも1つの選択肢です。比較的安価で自分で取り換えられます。

設置場所が原因で冷蔵庫の音がうるさい場合には、冷蔵庫を設置をし直す必要があります。冷蔵庫を設置する場所は左右5mm以上・上部50mm以上・背面20mm以上壁から離れているのが望ましいです。設置場所が傾いていて冷蔵庫の脚元が不安定である場合には、下に敷くマットを購入する必要があります。

冷蔵庫の中の物を詰めすぎている場合は、調味料同士の間隔を離したり、内部の食材の配置を変えたりしてください。

装置自体が破損や故障している場合には、メーカーに修理を依頼するか買い換えるかの2択です。各部位ごとにメーカーに修理を依頼した場合に、いくら位の金額がかかるのかを表にまとめましたのでご参考にしてください。

コンプレッサーの修理費は比較的高めになりますが、制振材が取れただけの場合はおおよそ1～2万円程度です。また、冷蔵庫用の防振・防音グッズを購入すれば、より安価で手軽に異音が解決できる場合があります。

冷蔵庫のうるさい音の原因が、冷蔵庫の傾きやぐらつきなどの場合には、防音・防振対策グッズを購入するのをおすすめします。防音、防振グッズは比較的安価なものが多く、冷蔵庫の修理を頼まなくても安い費用で解決する可能性があるので、チェックしましょう。

冷蔵庫には寿命のサインがあります。中の食材が冷えない・水漏れがある・長時間の異音などです。食材が冷えない場合は、冷蔵庫に備え付けられている冷媒回路の故障が考えられます。修理も可能ですが、冷蔵庫の機種によっては修理が難しい場合があるので買い替えのサインと捉えてもいいかも知れません。

水濡れは水受け皿であるドレンパンの故障やドレンパンへ水を運ぶドレンホースの逆流などが考えられます。異音に関してはこの記事で解説した通り、各部品の不具合の場合が多いです。異常をみつけて対策をしても直らない場合は、買い替えも視野に入れてください。

AQUAの冷蔵庫から異音がするときとは、ほとんどの場合初期不良であるか使用し続けたあとの不具合によるものです。冷蔵庫も消耗品なので、使用しているうちに部品が劣化して異音を発する場合があります。音の種類を聞き分けて、対処をしましょう。