【いらない？】日立冷蔵庫の製氷機フィルター｜黒い原因や交換時期など解説

厳しい暑さの続く夏には、大活躍の製氷機。定期的に掃除はしていますか？「給水タンクなら、水を入れる度にきれいにしてるけど…」そう思った人も多いはず。けれど、製氷機についている浄水フィルターはどうですか？手入れをした経験がある人の方が少ないのではないですか。

いらないと思われがちな製氷機フィルターも定期的なメンテナンスが必要です。とはいえ、そこまで手間のかかるものではありませんのでご安心ください。と、言われたところで不安や疑問がありますよね。

この記事では日立冷蔵庫の製氷機についているフィルター(浄水フィルター)に焦点を当て、交換時期や掃除方法・長持ちさせるコツ・黒いカビが付着する原因などを紹介していきます。日立の冷蔵庫を使用している人は、ぜひ読んでみてください。

浄水フィルターにカビが生えたので捨ててしまい、新しいフィルターを取り付けずそのまま放置している、なんて人はいませんか。新しい部品を買い置きしたり、交換したりするのは意外に面倒で、浄水フィルターなしでも氷はつくれるため、いらいないのではと考えがちです。

しかし、問題になるのは衛生面です。浄水フィルターは給水タンクの水を濾過して異物を取り除くため、清潔な氷作りになくてはなりません。氷は体の中に入るものだけに、衛生面には特に気をつけたいものです。

また、浄水フィルターの必要性は衛生面だけではありません。フィルターがなければ、製氷機に異物が混入し故障する恐れがあります。家電の中でも高価な冷蔵庫は、できるだけ長く使いたいですよね。そのため、交換するフィルターが手元にない場合を除き、常に汚れのないフィルターを取り付けておきましょう。

日立冷蔵庫の浄水フィルターの交換時期目安は、日立のHPによると3～4年と掲載されています。しかし、水質や使用頻度などによって交換時期は変わってきます。

日立で推奨している製氷機で使用する水は、水道水です。毎日1ℓの水道水で製氷機を使用した場合、3～4年の交換としています。ですから、水道水以外の水を使用していたり使用頻度が高い場合は、目安に関わらず早めの交換をおすすめします。

給水タンクや製氷皿は、浄水フィルターと同じように交換が必要か気になります。もちろん破損してしまった場合は交換が必要ですが、普段からお手入れしていれば問題ありません。給水タンクは1週間に1回、製氷皿は1年に1〜2回のお手入れを、日立は推奨しています。

給水タンクは水を入れる度に掃除をしていたけれど、フィルターの掃除はしていない人は意外に多いですよね。製氷機のフィルターは、給水タンクの蓋を開け裏返すとあります。

掃除方法としては、フィルター部分を取り外しやわらかいスポンジで水洗いするだけです。食器洗剤や漂白剤の使用は避けてください。また、ブラシなどでゴシゴシ擦るのもフィルターを傷める原因になるのでやめましょう。もしフィルターが破れていた場合や掃除をしていてフィルターが破れた場合には、新しいものを購入してくださいね。

日立冷蔵庫の浄水フィルターの価格は、1,000～3,000円ほどです。安いと感じるか高いと感じるかは人によると思いますが、可能な限り衛生的に長持ちさせたいものです。フィルターを長持ちさせるには、週1回のペースでこまめに掃除をするのが大切です。

そして、冬場など氷を作らない時期がある場合には、製氷機を停止させ給水タンクやフィルターを掃除します。手入れをした後はしっかりと乾燥させて、使う時期がくるまで棚などに保管しておくのがおすすめです。

給水タンクやフィルターを冷蔵庫のような湿っぽい場所に使用せず放置しておくと、カビが繁殖する可能性があります。少々手間に感じるかもしれませんが、フィルターを衛生的に使用し続けるポイントになりますので実践してみてください。

現在販売している日立の製氷フィルターは、品番rjk-30の1種類のみです。このフィルターは日立の自動製氷機能が搭載された冷蔵庫の純正の交換用浄水フィルターです。使用期間の目安は約3～4年ですが、水質などの違いにより、多少交換時期が早まる場合があります。

品番RJK-20の製氷フィルター（2013年式）は販売終了していますが、楽天などの通販サイトではまだ取り扱っている場合があるのでチェックしてください。

日立冷蔵庫の製氷機に使用されている浄水フィルターには、2つの種類があります。それぞれの浄水フィルターの型番・適合機種・値段について紹介してきますので、目を通してみてください。

浄水フィルターの適合機種を間違えると、使用できませんので、取り扱い説明書に掲載されている機種番号を確認するのが大切です。

Amazonや楽天などのネットショップ以外では、日立のオンラインストアでも製氷機フィルターを販売しています。日立のインターネットショップ「パーツショップ」では冷蔵庫に限らず日立の別売部品を購入可能です。

また、冷蔵庫を購入したお店や近くの日立の販売店でも日立の部品・消耗品を取り扱っています。店頭にない場合は取り寄せもできるため、オンラインか実店舗か自分のライフスタイルに合ったサポートを選びましょう。

浄水フィルターに付着している黒いものの正体は「カビ」です。カビだとは思わずに、氷を作り続けその氷を食べていたと考えるとゾッとします。水をきれいにする役割をもつ浄水フィルターがカビていたら、氷にもカビが付着していると思ってください。

カビが原因で氷が臭くなる・氷のできが悪いなど、さまざまな悪影響が現れます。また、カビが体内に入るとアレルギー反応を起こす・便がゆるくなるなど健康にもよくありません。浄水フィルターが黒くなっていたら、すぐに交換をおすすめします。

冷蔵庫内はカビが繁殖しやすい環境なのは、前述の通りです。下記記事で、冷蔵庫にカビが繁殖する原因や食品への影響などを紹介していますので興味のある人は読んでみてください。

浄水フィルターが黒くなる原因の1つ目は「水道水以外の水を使っている」です。日立は、製氷機に使用する水は水道水を推奨しています。

浄水フィルターは、塩素殺菌されている水道水を使用するのを前提に作られています。浄水された水やミネラルウォーターなどは塩素殺菌されていません。そのため、浄水フィルターにカビが繁殖しやすい環境を作り出します。

水道水以外の水を使用する場合は、週に2～3回程度こまめに掃除をします。ちなみに、ジュース類などの飲料水は製氷機に使用できません。

推奨される浄水フィルターの掃除頻度が週1回であるのは、前述の通りです。少々手間だと感じる人もいます。しかし、手間だからと言って掃除を怠ればカビの繁殖に繋がります。

なぜなら、カビなどの菌類は湿気のある場所を好むからです。もちろん冷蔵庫内も例外ではありません。浄水フィルターだけでなく、冷蔵庫内も定期的に掃除をするのをおすすめします。冷蔵庫内の掃除方法については下記記事で紹介していますので、気になった人は読んでみてください。

手入れを怠れば給水タンクにもカビは生えます。この給水タンクで発生したカビが浄水フィルターまでもカビらせてしまうのです。ですから、浄水フィルターと同様に給水タンクも週1回程度掃除をするのがおすすめです。

また、1日で氷が出来上がらなかった場合など給水タンクに水が残っている状態も危険です。水を取り替えないとヌメりやカビが発生する可能性があります。そのため、給水タンクの水はこまめに取り換えるのがおすすめです。

上記に加え、製氷機全体の掃除もカビ対策には有効です。製氷機のメンテナンスについては、下記記事で紹介していますので目を通してみてください。

100均のダイソー・セリアなどで残念ながら製氷機フィルターは販売していません。万が一、製氷機フィルターが売られていても、純正品でないため使用するのはおすすめできません。

しかし、100均ショップには製氷機のお掃除に使えるアイテムがいくつかあります。中でも他の掃除にも使えて便利なのが重曹やクエン酸です。製氷機を重曹やクエン酸でお手入れする方法を見ていきます。

1. 貯水タンクのパーツを外せるものをすべて外す
2. 大きめのパーツで洗えるものは中性洗剤で洗う
3. 重曹大さじ2杯水に溶かす
4. 溶かした水にフィルター以外の細かいパーツを入れる
   
5. 10～15分つけ置きする
6. つけ置き後、クエン酸を大さじ1杯入れる
7. 1時間ほどつけ置きする
8. しっかり水洗いする
9. パーツを元に戻す

重曹はアルカリ性のため酸性の汚れを取り、クエン酸は酸性のためアルカリ性の汚れを落としてくれます。2種類使えば、どちらの性質の汚れも取り除いてくれます。

日立冷蔵庫製氷機の浄水フィルターについて、交換時期や掃除方法などを詳しく紹介してきました。今まであまり手入れをしていなかった方は、これを機にぜひ定期的な掃除を心がけてみてください。