ミラータイプドアの冷蔵庫ランキング｜後悔しないポイントやガラスドア・鏡面のデメリットも

白物家電の冷蔵庫は生活感が出て嫌だな

そんな方にはガラス素材でできたミラータイプ冷蔵庫がおすすめです。「ガラスドア冷蔵庫」の名称でも呼ばれています。

スタイリッシュな印象で、どんなインテリアに馴染みやすいのが特徴です。ただ、磁石が付かなかったり大型の冷蔵庫が多く高額な買い物になったりと、デメリットも多い冷蔵庫です。

そこで今回は、ミラータイプの冷蔵庫の選び方を解説した上で、おすすめ商品をご紹介します。冷蔵庫購入者500人のアンケートも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ミラータイプの冷蔵庫の魅力は、何といっても高級感です。冷蔵庫は大きな家電だからこそ、その存在感や部屋に与える影響はとても大きいです。

またミラータイプの冷蔵庫はキッチンを広く見せることができます。少しの差ですが、圧迫感や窮屈感が薄れたように感じる方が多いですよ。

実は、たった2つのポイントを意識するだけで、冷蔵庫選びを失敗する確率がグッと下がります。

2つのポイントとは、

これだけです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとはなるべく最新モデルを選べば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは目を通してください！

まずは、一番大切な冷蔵庫の容量を、だいたいでいいので決定しましょう。

以下を目安に、家族人数を基準に容量を選んでください。

もちろん、一人暮らしでも大きければ大きいほどいいという方は、表を参考にする必要はありません。冷蔵庫は大は小をを兼ねる電化製品です。

冷蔵庫のドア枚数は、容量を決めるとほぼ自動的に決まってきます。

400L以上 ▶︎ 観音開きは6ドア・それ以外5ドア

300〜400L ▶︎ 3ドア（変則的な機種のみ2 or 4ドア）

200〜300L ▶︎ 2 or 3ドア

100〜200L ▶︎ 2ドア

100L以下 ▶︎ 1 or 2ドア

ただ、一部の変則的な機種は冷凍室が2段になっていたり、野菜室が冷蔵室内に含まれていたりします。

そのため、ドア枚数で決めるというよりかは、内容を見て使いやすさを考慮し選んでください。

大型冷蔵庫を購入したい場合は、搬入経路が本体＋10cmのゆとりがあるかチェックする必要があります。

上の画像の玄関口を例に考えてみましょう。玄関口に本体＋10cmのスペースがないと作業員が搬入しずらくなります。

作業員2人での搬入が難しいとなった場合は以下のような追加費用がかかったり、最悪の場合は搬入自体を断念したりする恐れがあるので、必ず確認しましょう。

⏬搬入に追加料金がかかる場合

• 作業員追加
• 内階段
• 3階以上の外階段
• クレーン車・リフト利用など

大型冷蔵庫の搬入には、

・玄関の高さと幅

・階段・エレベーター高さとの幅

・廊下・通路の幅

・階段の幅

上記の搬入経路を確認しなければなりません。

先ほど紹介した搬入経路の条件「冷蔵庫の本体幅＋10cmのゆとり」は共通です。すべての箇所でこの条件を満たしているかチェックしてください。

大型冷蔵庫に必要な放熱スペースはとても狭いです。

図のように、

• 側面に5〜10mm
• 上部は40〜50mm開放
• 背面はピタ付けOK

このような条件が標準です。そのため、大型冷蔵庫の場合はほぼ度外視で構いません。

300L以下の小型冷蔵庫はほぼ搬入できます。

小型冷蔵庫の幅は、480〜600mm。さらに背も低いため、よっぽどの場合を除いてスムーズに搬入できます。

小型冷蔵庫は想像以上の放熱スペースが必要となる場合があります。

特に一部の機種は左右背面5cm程度に加えて、上部空間に多くの放熱スペースが必要になるモデルがあります。

小型冷蔵庫の上に電子レンジやトースターを置きたい方は、このスペースの確認をしてください。

ちなみに200L以上の冷蔵庫は、左右1cm程度の放熱スペースだけで済む商品がほとんどですが、一部の機種をのぞいて上部に家電を載せることは想定されていません。

電子レンジをのせたい人は、そもそも上部が耐熱トップになっているかもチェックしましょう。

みんなどこで失敗した？

きっとそこが知りたい方も多いですよね。

まずは、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

※赤字部分は解説済み

大きさの目安となる「定格容量」は、ケースや棚・ポケットなどをはずした上で、庫内の容量を単純に測定したものです。

しかし実際に食品を収納する時には、中に設置した棚やポケットに収めていくので、定格容量すべてに食品がつめ込める、というわけではありません。必ずデッドスペースが出ます。

実際の食品収納スペースは＜＞で括られた記載があるほか、実機を確認してどこまで手が届きそうか、使いやすそうか確認してください。

いくら容量が大きくても、奥行きが深すぎて使いにくくなったり、最上段が使いにくかったりすると、結局デッドスペースとなります。

アンケートでは昨今の巣ごもり傾向にあたって、冷凍室の広さを重要視する意見が目立ちました。

メーカーごとに配分に大きく差が出るわけではありませんが、迷った時は冷凍庫がより大きい方を選ぶと、買い置き・作り置きが多い方も安心です。シャープからは冷凍庫が大きめの「メガフリーザー」を搭載したモデルも出ています。

冷蔵庫の自動製氷機能の有無は、容量を選んだ段階でほぼ決まります。

200L台以下 →自動製氷はわずか

300L台 →自動製氷

400L以上 →自動製氷＆独立製氷室

基本的にこうなります。容量を選んだ時点で、自動製氷になるかどうかはほぼ決定され、必要かどうかの選択するのは200L台くらいです。

冷たいジュースやアルコールを楽しむ人は、自動製氷があったほうが手間が軽減します。

自動製氷機能付きを考えている方は、

• お手入れモード搭載もしくは分解して水洗いできるか

をチェックしましょう。

自動製氷機は菌の繁殖を防ぐためにも定期的なお手入れが必須です。

お掃除モード搭載モデルも多いですが、気になる方は三菱の「洗える埋めちゃっタンク」のように、給水タンク・パイプ・ポンプまですべて丸洗いできるものがおすすめです。

結論、各社400L以上のメインのラインナップから選ぶべき。

ただしカタログの記載を過信しない。

鮮度保持にこだわりたいなら、冷蔵庫メーカーの鮮度保持機能をチェックしてください。400L以上の各社メインのラインナップには、最新の鮮度保持機能が搭載されています。

各メーカーの冷蔵庫公式サイトをチェックすると、一週間新鮮だったり、鮮魚が数日間もつ、ような表現がありますよね。ただし、これら日数の過信は禁物です。

これはあくまでメーカーがカタログに載せるための試験下でのこと。

実際は冷蔵室冷凍室は一日のうちで何度も開け閉めしますし、そもそも購入してきた元々の野菜の鮮度すら、状態によってばらつきがあります。

またそれぞれの食材に適した保存方法があり、それによっても劣化速度が変わります。最新の冷蔵庫に入れておけば、なんでも長期間おいしさが保たれる、というわけではありません。

そうはいっても、最近の冷蔵庫は15年前に比べたら進化してるでしょ？

そう最新機能が知りたい方もいますよね。そこで、最新冷蔵庫のうち特に進化した、

・冷凍機能

・チルド＆パーシャル室

について解説します！

最新の冷凍機能は、急速冷凍＆カット食材の美味しい冷凍に力を入れている。

最新の冷蔵庫は、各社業務用レベルの冷凍性能や、家庭でカットした野菜や肉魚などを美味しく冷凍する技術が進化しています。

もちろん、三菱の有名な切れちゃう瞬冷凍なども健在です。

全体的に見て、まとめ買いをした野菜やお肉にお魚を美味しく保存するといった、今の時代に求められる機能が進化しています。

最近の冷蔵庫は、パーシャル室で凍らないギリギリの温度で保存する。

最近の大型冷蔵庫にはチルド室ではなくパーシャル室が備わっていたり、チルドと切り替えられたりすることがほとんどです。

「パーシャル室」とは、お肉がやお魚がギリギリ凍らない-3℃で保存するスペースこと。そのため、すぐに食材を取り出して、そのまま包丁の刃がサクッと入ります。

またこのパーシャル室で「解凍ルーム」を兼ねたモデルも増えてきています。ドリップを出さずに解凍できるため、家庭で冷凍した食材を美味しく調理できますよ。

ドアの開き方は使用感に大きく影響。

想定している設置場所で冷蔵庫のドアがスムーズに開閉できるか、事前にシミュレーションしておきましょう。基本的に利き手に合わせると使いやすいです。

ちなみに開き方は以下のパターンで決まっています。

・小型・中型冷蔵庫 →片開き

・幅600mmの冷蔵庫 →片開き・両開き

・幅650mm以上の冷蔵庫 →観音開き

ちなみに400L台の片開き冷蔵庫は、左開き・右開きともに製造されているモデルが多いです。

冷蔵庫の「右開き」「左開き」って、結局どっち？

結論、ヒンジのついている側で見分けるのが覚えやすいです。

右側にドアのヒンジがついていれば、右開きですよ。

野菜室の位置は「真ん中のモデル」と「下部のモデル」が存在する。

野菜室・冷凍室の位置は使いやすさに直結します。頻繁に使用する方を真ん中に持ってくることで、かがむ手間を減らせます。

各メーカーどちらのタイプも販売しているため、購入前にどちらを真ん中に持ってくるかを決定しておきましょう。

省エネ性能という観点で比較すると、真ん中冷凍室の方が若干安いです。

といっても、年間数百円程度の違いのため、そこまで気にする必要はありません。

冷蔵庫によってはメーカー独自の脱臭・除菌機能を搭載しています。

マイナスイオン系の脱臭機能やチルド室にはLED除菌、シャープではおなじみの「プラズマクラスター」搭載モデルもあります。ただしプラズマクラスターは、あくまで除菌目的であって、脱臭に機能は備わっていません。

AQUAからはマイナスイオン系より強力な、オゾンによる除菌脱臭の「マイクロオゾン除菌」搭載モデルもあるため、庫内の臭い移りや衛生面が心配な方におすすめです。

パナソニックでは、最高級モデルである「WPXシリーズ」で、容量600L以上の製品のみミラードアが採用されています。微凍結パーシャルで肉や魚の鮮度を1週間以上維持できるので、生鮮食品をよく購入する方におすすめです。ストックマネージャーで食材の残量を確認できるので、余計な食材を購入してしまうのを防げます。

パナソニックと同様に、日立も容量500L～600L以上の大型モデルに、クリスタルミラーが搭載されています。スポット冷蔵機能が搭載されていて、約2℃の低温で総菜や料理を素早く冷やせるため、買い置きをよく行う方におすすめです。「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」を活用すれば、庫内の食材を一目で把握できるのも魅力です。

大手家電メーカーとは対照的に、ツインバードは一人暮らし用の冷蔵庫にミラードアを採用しています。庫内の容量が110Lと圧倒的に小さいため、食材を購入する機会が少ない独身の方におすすめです。コンパクトでありながらデザインがおしゃれなので、家のインテリアに馴染みやすいのもメリットです。

東芝のミラー冷蔵庫では、美しい質感のガラス材質を採用しており、お手入れも行いやすいのが特徴です。ベジータシリーズでは、真ん中野菜室を搭載していて食材が取り出しやすいので、料理好きな方に向いています。500L程度の容量を持つのにも関わらず、横幅が60cmと比較的コンパクトで、狭いスペースに設置しやすいのも魅力です。

風水ではキッチンに鏡を置くのを避けるべきという意見が多いです。

諸説ありますが、鏡にコンロの火やゴミなどが映るといい運気が損なわれてしまうと言われています。

ミラータイプの冷蔵庫もキッチンのものが映ってしまうので、置かない人も中にはいます。風水の良し悪しが気になる人は調べてみましょう。

ガラスドアを磨くのに1番いいのは、マイクロファイバーの布巾です。アルコールスプレーを吹きかけてからマイクロファイバーで拭き取れば、除菌もできるのでおすすめです。

また、研磨スポンジや硬いたわしなどは、表面を傷めてしまう可能性があるので避けましょう。また窓用のガラスクリーナーは、伸びるような拭き残りができやすく、おすすめできません。

ミラータイプの冷蔵庫はとにかくお手入れが大切です。こまめにガラス表面を拭いてあげましょう。

ミラータイプの冷蔵庫に限らず、冷蔵庫の詳細なお手入れの仕方が気になる方は下記記事にも目を通してみてください。

デザイン性の高いミラータイプの冷蔵庫ですが、やはり大型家電だけあって高額の買い物になります。できるだけ購入を安く抑えたい方におすすめなのが型落ちタイプのミラー冷蔵庫です。

型落ち家電は性能に不安のある方もいるかと思いますが、中古と違い販売してからの期間が長いだけで動作には全く問題はありません。以下のページでは型落ち冷蔵庫のおすすめや買い時の見分け方をご紹介しているので参考にしてみてください。

ミラードアの冷蔵庫は、ガラスドア専用のマグネットセットを活用すれば、好きな場所に磁石を取り付けられるようになります。

以下の記事で、ガラスドア（ミラードア）に対応したシートを紹介しているので、興味を持った方は確認してみてください。

ガラスドアのミラータイプの冷蔵庫にはドアが重い・マグネットが使えない・汚れが目立つといったデメリットがあります。しかし、それを上回るほどの圧倒的な美しさと高級感があります。メリットとデメリットを知った上で自分に合った冷蔵庫を選んでください。また、ミラーフィルムを貼るという方法もあるので参考にしてください。